ポケモン対戦を初めてやる人、過去作をあまりやらず、今作で復帰した人に向けて
タイプ固有の効果をわかりやすくまとめました。
ポケモンにはタイプがあるが相性以外にも
特定のタイプ固有の効果があります。
しかし、そういった仕様はゲーム中にほとんど説明されません。
これを理解することでテラスタルに応用できたりメリットやプレイミスを
ゼロにすることができます。
各タイプ固有の効果は12タイプある

ポケモンのタイプは全18種のうち12種類が固有の効果を持っています。
まずはバトルを左右する”天候に関するタイプ効果”と”状態異常無効にするタイプ効果”の2つを紹介します。
【天候に関するタイプ効果】

砂嵐状態(岩、鋼、地面タイプ)
砂嵐状態のダメージ(以下”砂ダメ”)を無効にするタイプは以下の3つです。
特防が薄い傾向にある岩タイプにはとっては砂嵐で特防アップ非常にありがたい強化。
あられor雪状態(氷タイプ)
前作の剣盾までは、あられ状態でしたが、SVから廃止され、雪状態に変更されました。
いずれにせよ氷タイプのみが強化・恩恵を受けます。
変更点は以下の内容となります。
SVでは雪状態に変更となり、スリップダメージが無くなり、
氷タイプの防御が1.5倍上がるようになった。
氷タイプの弱点は岩、鋼、格闘、炎の4つ。
物理技主体のタイプが多いので、防御力が強化されるのは非常にありがたいです。
状態異常を無効にするタイプ
状態異常にならないタイプ(炎、電気、毒、鋼、氷タイプ)

ポケモンには状態異常がありますが、あるタイプは特定の状態異常になりません。
テラスタルでタイプ変更して状態異常を無効にすることも可能です。
状態異常にならないタイプは下記にまとめました。
テラスタルで特定のタイプに変更しても状態異常無効にすることも可能です。
炎テラスタルすれば本来なら、やけど状態になるポケモンもやけど状態になりません。
(逆に炎タイプポケモンがテラスタルで違うタイプに変わるとやけど状態になります)
例えばガブリアスやコノヨザル等の物理ポケモンはやけど状態になると、
攻撃力が下がり弱体化してしまいます。

しかし、炎テラスタルに変更すれば、
やけど状態が無効になり攻撃力が下がるリスクをゼロにできます。
さらに、弱点であるフェアリーを半減に抑えられます。
特定の技のみ状態異常を無効にできるタイプ(草・地面タイプ)

特定の技は特定のタイプには状態異常が無効になるパターンがあります。
以下の変化技は特定のタイプには状態異常が無効化します。
ただし、状態異常そのものが無効になるわけではない点に注意。
例えば、地面タイプは電気タイプと違って”まひ状態”を無効化する訳ではありません。
麻痺にする手段が主に電気タイプの技(”でんじは”、”10万ボルト”による追加効果)が多いだけで
”へびにらみ”、”でんきだま+なげつける”で地面タイプでも”まひ状態”になります。
炎タイプ

やけど状態にならない
炎ポケモンは”やけど状態”にならない。
例えば、物理攻撃主体ポケモンであるガブリアスやコノヨザル等)に
炎テラスをすれば、攻撃力が下がる心配がなくなる。
また、弱点の1つであるフェアリーを半減できるメリットがある。
電気タイプ

まひ状態にならない
電気タイプはまひ状態にならない。
毒タイプ

どく・もうどく状態にならない
毒タイプは「どく・もうどく」状態にならない。
どくびしを解除できる
毒タイプは交代した時、場に「どくびし」がある場合、「どくびし」を除去することができる。
くろいヘドロで毎ターン回復できる
毒タイプが「くろいヘドロ」を持つと、毎ターン体力を回復する。
毒タイプ以外が持つと、逆に毎ターン体力が減ってしまう。
毒以外にテラスタルすると、ダメージを受けてしまうので使用する時は注意。
”どくどく”が必ず命中する
毒タイプが”どくどく”を使用する時、必ず命中する。
”ちいさくなる”等で回避率をどれだけ上げても絶対に外さす、
相手は”もうどく”状態になる。
氷タイプ

こおり状態にならない
氷タイプは”こおり”状態にはならない。
ゆき状態で防御が1.5倍
ゆき状態の時、氷タイプの防御が1.5倍に上がる。
一撃必殺”ぜったいれいど”を無効化
氷タイプの一撃必殺技”ぜったいれいど”は氷タイプには効かない。
また氷タイプ以外が”ぜったいれいど”を使用する時、
命中率30から20に下がる。
草タイプ

粉技を無効化
草タイプを対象に以下の技を使うと、無効化される。

ダブルバトルではモロバレルの”いかりのこな”で味方のポケモンに攻撃させない戦略がある。
この仕様を利用して草テラスタルにすれば、
いかりのこなの効果を受けず、無視して対象に攻撃することができる。
そして、「キノコのほうし」で眠りを防ぐことができるメリットもある。
やどりぎのタネを無効化
草タイプを対象に「やどりぎのタネ」を使うと、無効化される。
特性「ほうし」の効果を受けない

特性「ほうし」の効果を受けない。
ただし「ほうし」を採用してる人は少ないので、
この固有効果に注意する必要はほとんどない。
理由は対戦では特定の状態異常で弱体化を狙いたい場合が多く、
また使用者の他の特性のほうが優秀でそちらが採用される。
地面タイプ

砂ダメを受けない
地面タイプのポケモンは砂ダメを毎ターン受けない。
”でんじは”が無効
「でんじは」を無効化し、まひ状態にはならない。
ただし、まひ状態そのものを無効化する訳ではない。
「へびにらみ」、「でんきだま+なげつける」は
地面タイプでも、まひ状態になるので注意。
岩タイプ

砂ダメを受けない
岩タイプのポケモンは砂ダメを毎ターン受けない。
砂嵐状態で特防が1.5倍
岩タイプのポケモンのみ、砂嵐状態で特防が1.5倍に上がる。
岩タイプは特防が低い傾向にあるので、この強化は非常にありがたい。
特性「すなおこし」持ちのバンギラスは特防が強化され、種族値150相当になる。
(同じ特性持ちのカバルドンは地面タイプなので特防が強化されない)
鋼タイプ

どく・もうどく状態にならない
鋼タイプは「どく・もうどく」状態にはならない。
どくびしの影響も当然、受けません。
ただし、毒タイプと違って「どくびし」を除去できないことに注意。
砂ダメを受けない
砂嵐状態で砂ダメを毎ターン受けない。
特性「じりょく」持ちと対面すると交代できない
特性「じりょく」を持ちのポケモンがいる時、
鋼タイプのポケモンは交代することができない。
現時点でじりょくを持ってるポケモンはレアコイルやジバコイル系統のみ。
また、鋼・ゴーストの複合タイプを持つサーフゴーは
ゴーストタイプの固有効果により「じりょく」の影響を受けず
いつでも交代することができます。

悪タイプ

特性「いたずらごころ」+変化技の効果を受けない
「いたずらごころ」持ちの変化技が悪タイプのポケモンを対象にした場合、
その効果が無効化されます。
例えば、いたずらごころ持ちのオーロンゲが「ちょうはつ」等の変化技で
ブラッキーの「あくび」等の使用を防ごうとしても無効化され、
「あくび」を使用を許すといったプレミがよくあります。
いたずらごころ持ちのポケモンを使う時は、
相手のポケモンが悪タイプかどうかに注意してください。
ゴーストタイプ

にげられない状態、ねをはる状態、バインド技の状態でも交代できる
ゴーストタイプは以下の技の効果を受けても、
好きなタイミングで交代できる。
特性「ありじごく」「かげふみ」「じりょく」の効果を受けない
ゴーストタイプは特性「ありじごく」「かげふみ」「じりょく」による交代無効の効果を受けない。
好きなタイミングで交代ができる。

ダブルバトルではゴチルゼルの「かげふみ」と
サケブシッポやマリルリ等の「ほろびのうた」で
全滅を狙う構築(通称”滅びパ”)の対策として
ゴーストタイプのポケモンもしくは、ゴーストテラスタルになって
交代して「ほろびのうた」を無効化する戦略がある。
「のろい」の効果がゴーストとそれ以外で異なる
「のろい」の効果はゴーストタイプが使う効果と
それ以外のタイプが使う効果が異なる。
例えば、キョジオーンは通常「のろい」を使うと
素早さが下がり、攻撃と防御が上がる効果になる。
しかし、テラスタルでゴーストタイプになれば、
体力を半分削るかわりに、相手の体力を毎ターン4分の1ダメージ与える効果になる。
同様に、ミミッキュもゴースト以外のテラスタル時に
「のろい」を使うと効果が変わる。
水タイプ

「フリーズドライ」を受けると効果が抜群になる

水タイプのポケモンは通常、氷タイプの技を受けるとダメージが2分の1に半減される。
しかし、「フリーズドライ」は逆に2倍弱点になる。
これにより、本来は氷技が等倍になる水・飛行タイプのギャラドスやペリッパー、
水・地面のヌオー・トリトドンは4倍ダメージを受けてしまうためこれらの技に注意
飛行タイプ

交代時にどくびし・まきびし・ねばねばネットの効果を受けない(ただし解除できない)
飛行タイプポケモンは後退した時、場にあるどくびし・まきびし・ねばねばネットの効果を受けない。
ただし、毒タイプと異なり、それらの技を除去することができない。
「はねやすめ」をすると飛行タイプが消える
飛行タイプが「はねやすめ」をすると飛行タイプが消える。
ちなみに飛行単タイプが「はねやすめ」をするとノーマルタイプになる。
(ココガラとアオガラスのみ起きる仕様。トルネロスは覚えない)
特性「ありじごく」の効果を受けず交代できる
飛行タイプは特性「ありじごく」の効果を受けず、いつでも交代ができる。
サイコフィールド等のフィールド効果を受けない
飛行タイプはエレキフィールド・サイコフィールド・グラスフィールド・ミストフィールドの
フィールド効果を受けない。
具体的には、エレキフィールド状態の時、ボルトロスやサンダーは電気技の火力が上がらない。
サイコフィールド状態の時、カイリューは”こおりのつぶて”等の先制技を防げない等である。
ただし、「はねやすめ」を使用した場合、飛行タイプがなくなるので
フィールドの効果を受けることできる。
(例:グラスフィールド時に「はねやすめ」をするとターン終了時に回復をする)
じゅうりょく状態、ねをはる状態、くろいてっきゅうを持ってる時、地面タイプの技を受ける
飛行タイプは”じゅうりょく”状態、”ねをはる”状態、くろいてっきゅうを持ってる時、
地面タイプの技を受ける。
ただし、「はねやすめ」と違い、飛行タイプは消えない。
まとめ
以上で各12タイプの固有効果のまとめを紹介しました。
これらの仕様を知ることで、プレミを無くし、テラスタルに応用することで
負ける確率を確実に減らせます。
ポケモン対戦に役立てたのなら幸いです。
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